我が家の庭は花水木と辛夷の落葉の真っ盛り、落葉掃きが日課です。風に負けないように、、、。(2021年冬詠)
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茶の花や背戸暮れやすき里の家
田舎に帰ると知らない間にいろいろな植物が生えています。この花が咲いた茶の木もその一つ、大きな柿の木の根元に小さく、ひっそりと、、、。(2021年冬詠)
初冬や誰にも会はぬ杣の道
昨年の初冬、田舎へ帰って近所の山道を歩いた時の句。過疎の村です、、、。(2021年冬詠)
ぬくぬくの下着重ねて冬に入る
暑くなったり寒くなったりしているうちに冬に入ってしまいました。掲句は昨年、たぶん寒かったのでしょうね。それに比べると今年は暖かいのでしょうか。それとも加齢で鈍感になっただけなのか、、、。(2021年冬詠)
佳き日なり七五三にも婚儀にも
大安吉日だったのでしょう、婚礼はあるは七五三のお祓いはあるはで神社が大忙しの、昨年の十月終わりごろの句。七五三は本来は十一月十五日の行事(歳時記での季は冬)ですが、今は休日を選んでずいぶん早くから行われているようです、、、。(2021年秋詠)
雲と雲その間より寒夕日
寒も今日まで、やっと冬の終わりですね、、、。(2020年冬詠)
待春のすでに熱持つ雨戸裏
我が家には昔ながらの雨戸があります。と言っても木製ではなく鋼板製の板戸です。だから日差しが当たるとその裏はすぐに熱を持ちます。まだこの時期は心地よい熱さですが夏にはひどい熱さになります。すなわち掲句は天気が良いのに雨戸を開け忘れた日のこと、、、。(2020年冬詠)
鳴り継いで踏切次へ日脚伸ぶ
しばらく大きな音が続いてその後に遮断機が降りてくる。音は小さめになりその頃には少し先にある次の踏切が大きな音で鳴り始めている。ちょうど一つ前の踏切を電車が通過する頃だ。まるで一月の次に二月が来るのと同じよう、、、。(2020年冬詠)
遠ざかる人の背にある寒さかな
一月も今日まで、寒いのももう少し、、、。(2020年冬詠)
寒の雨庭に双葉の小さき芽
雑草には間違いないのですがもうすぐ春が来る証と思えば雑草の芽も愛おしくなるのです、、、。(2020年冬詠)