夏潮や手持無沙汰に土産売

平日の児島観光港、閑散として傍の土産物のお店も暇そう。いったん入ってみたが、何だか場違いな感じでそうそうに出てしまいました。何はともあれ目的の一つ、海を見ることだけは十分に出来ました、、、。(2015年夏詠)

桟橋のきしむ夏潮寄する度

宇野港での句。山の中で暮らしているので港には疎い。観光船用だろうか、海に突き出した色鮮やかな屋根のある桟橋が、波に揺れて軋んだ音をたてていた、、、。その昔、小学校の修学旅行で四国に渡る時に宇野港から連絡船に乗った。天気が悪く、船の上は決して快適とは言えなかった。乗り合わせた自衛隊員が甲板に座り込んで、缶詰を開けていた。見るとご飯の缶詰で、おかずも缶詰だった。それがなんだか美味しそうに見えて、以来憧れの缶詰になってしまいました。へんな修学旅行の思い出ですね、、、。(2013年夏詠)