賑やかだった川の鴨が気づけば数羽のみ、毎年のことながら寂しいものです、、、。(2022年春詠)
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寝そべつて陸に日を浴ぶ春の鴨
河川敷の公園の芝生の上に寝そべって(?)休んでいる鴨。気持ちよさそう。水鳥だって暖かいほうが良いのかな、、、。(2022年春詠)
すり寄りし猫を相手の日永かな
退屈なのはお互い様、って感じ、、、。(2022年春詠)
陽炎を来てかげろふへ一両車
近くの踏切が川向うに出来た新しい道に移り、古い道と一緒に通行止めになりました。こんな事もあるんですね。列車は元々三十分に一本程度でうるさく無かったのですが、自動車の通行が新しい道へ移り、おかげで我が家は静かになりました。掲句は右を見ても左を見ても田圃の別の踏切です、、、。(2022年春詠)
耳朶撫づる風のやさしき暮の春
また寒さが戻るとか。暑くなったり寒くなったり、忙しいですね。掲句は昨年、心地よい風に出会った暮の春、、、。(2022年春詠)
親鳥の尻尾見えをり鴉の巣
花が散り葉桜となった木の枝と葉の隙間から見える雑な造りの鴉の巣。分からないつもりなのか、分かっても平気なのか、雑な巣から尻尾がはみ出して覗いている、、、。(2022年春詠)
鶯の声聞けばまた一休み
山登り、というほどではありませんが、名前を知らない県北の山。梺にて挫折、、、。(2022年春詠)
物干の春青空へ手を伸ばし
音がして目が行った通りがかりの他所の二階の物干し場の景。見るつもりは無かったけど、なんだかちょっと後ろめたい気分、、、。(2022年春詠)
連翹の花をゆらして雀かな
連翹に雪柳、春爛漫です。風もないのに揺れる連翹、と思っていると中から雀が、、、。(2022年春詠)
燕来る道の駅舎の常夜灯
燕の作る巣を徹底的に排除して遠ざける所と、いろいろ工夫して燕に宿を提供しているところと、二つに分かれるようですね。私は工夫派です。邪魔にならないように、しかもきれいに工夫してあるのを見るとうれしくなります、、、。(2022年春詠)