なんとも気持ちよさそう、と思ったがどちらかと言うと高い所は苦手、、、。(2024年春詠)
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春場所や宇良の座布団さくら色
土俵下で力士が座る大きな座布団、関取座布団と言うそうだ。昨年の春場所、活躍した宇良の締込と同じ桜色の座布団が目についた。ファンと言う訳ではないが、宇良の相撲はいつ見ても面白い。もうあれから一年、春場所が始まる、、、。(2024年春詠)
丈低き菜花の色の一人前
いつからか自生している川土手の菜花、まだ背は低いですが花を付けて一人前です。小さい分だけ可愛さもありますね。もう少しすれば手を付けられないほど成長するのですが、、、。(2024年春詠)
梅莟む枝に雨粒滴らせ
通りがかりに見る梅の木、今年は他の樹々と同じで成長が遅いです。先日の雨でやっとつぼみらしい形が見え出しました、、、。(2024年春詠)
枝移りして囀のひとしきり
また囀の句です。近くまで集団で来て、チッチチッチとひとしきり鳴いてはまた次の枝へ。エナガは好きな鳥、可愛いです、、、。(2024年春詠)
春田一枚挟んで会釈知らぬ人
田んぼ一枚挟んだ道をやって来る人、こちらを見ながら会釈をしてくれた。「おや?だれだっけ?」と思いながら会釈を返す。思い出せない。間に田んぼがあるのを良い事に、そのまま通り過ぎた、、、。(2024年春詠)
芽起こしの雨の上がれば鳥の声
鳥の声が聞こえだしたと思ったら雨が上がっている。雨上がりを待っていたのだろう鳥たちの声が楽しそうに聞こえる。鳥たちが鳴いている樹々もそろそろ芽吹きの季節、気のせいか梢のあたりに緑が、、、。(2024年春詠)
休日の校舎のチャイムのどけしや
春の散歩は日差のある時に限ると思いながら歩いていると遠くからチャイムの音が聞こえて来た。ちょうど小学校のある方角かな。休日だからと言う事はないだろうが、なんだかのどかな響き、、、。(2024年春詠)
さへずりの上の青空まぶしめり
もう三月ですよ。少しずつ囀の数が増えて来ました。樹々は芽吹きにもう少し、樹上の鳥を通り越して見える青空がまぶしいです、、、。(2024年春詠)
春炬燵そろそろ重き膝の猫
お互いにそろそろと思っているからだろう、暖かくなると猫もだんだんと膝に来なくなる。それに掲句の昨年はまだ子猫、一年たった今年は猫も一人前、炬燵にもサッサと自分で入れるようになった、、、。(2024年春詠)