私が行く所と言えば限られた数か所に過ぎませんが、それでも毎年何か所かを同じように見に行きます。まるで偏執狂のように、、、。(2023年春詠)
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AIの嘘もあるらし万愚節
もう四月、万愚節、四月馬鹿。AIも一年でずいぶん変わりましたね。嘘が蔓延するようなAIになって欲しくはありませんね、、、。(2023年春詠)
二階より声かけらるる花の昼
待ちかねた桜のシーズンになりました。道端でどう句にしようかと思考に没頭しているといきなり上のほうから声が。顔を上げると二階の窓からこちらを見て笑っている知り合いの顔。たぶん二階から見ると俳諧ではなく徘徊に見えたのだろう、、、。(2023年春詠)
岸遠く二羽が睦みて春の鴨
数が減った川の鴨、遠く離れた向こう岸の辺りに二羽、静かに浮いている。たぶんここで来シーズンまで暮らすと決めた鴨なのだろう、、、。(2023年春詠)
花なずな土塊落としトラクター
近くの田圃が一面の花薺、そろそろ田圃のシーズンと思っていたら昨日の朝から賑やかにトラクターの音が聞こえ始めました、、、。(2023年春詠)
初蝶の木の葉のごとく降り来たる
昨日久しぶりに晴れた朝の散歩で初蝶に出会いました。掲句は昨年、歩いているといきなり空から、まるで木の葉が舞うように、、、。(2023年春詠)
ひと年を生きて今日見る桜かな
そろそろ開花かな?という雰囲気になって来たのでこの句を、、、。正月には正月で一年を思い、桜が咲けば桜で一年を思います、、、。(2023年春詠)
つややかに雨に色置く桃の花
桜とはひと色違う近所の花桃、それも雨に濡れてつややか。我が家にあるのは桜桃、似ていて非なる花、こちらは白に近い薄桃色。実となれば真っ赤なのですが、、、。(2023年春詠)
雨止んでなほ花冷の一日かな
雨が降ると寒いですね。予報ではそろそろあちこちで開花宣言が出る頃ですが、、、。(2023年春詠)
仏壇の母のほほ笑み彼岸過
先日父の句を書いたので今度は母の句を。天候不順につき墓参りはもう一週間延期、、、。(2023年春詠)