どちらもこんな感じの方で、手分けして黙々と掃除を続けられていました。それを良いことに私は勝手に本堂の裏のほうまで見て回りました、、、。(2014年夏詠)
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製氷所汗して運ぶ氷かな
(2013年夏詠)
釘一本打つて滂沱の汗となる
世の中ってこんなに暑かったのか、と感じた退職後半年の句、、、。(2012年夏詠)
サラリーマン終へて三月の汗拭ふ
学生時代はラグビーで汗と泥と擦り傷にまみれた生活をしていたが、汗をかいて不快に思ったことは無かった。社会人になって冷房の効いた事務所で仕事をするようになると、普段汗をかくことは無くなったが、かくと不快感を覚えるようになった。さて、定年になって三ヶ月、久しぶりに鎌を持って流した汗には、少しだけ爽快感が戻っていた、、、。<俄仕事-6>(2012年春詠)
測量士眼鏡の奥の汗ぬぐう
郊外を走っている車の中から見た景。金縁の眼鏡がいかにも測量士らしく、日焼した顔に似合っていた。つくづくと、サラリーマンで良かったと思った、暑い夏の日であった。(1999年夏詠)