町内の年中行事の一つ、「溝浚え」が昨日ありました。毎年だいたいこの時期です。作業量は大したことは無いので、話をしながら、田圃に沿った水路を掃除します。時には「きれいにされてるなあ」と他所のお宅の裏側を観察したりします、、、。(2023年夏詠)
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先頭を次に譲りて溝浚へ
少しずつ代が替わっていつの間にか年寄のほうになってしまった町内の溝浚え、後のほうになると仕事は無い。若い人に任せてついて歩くだけ。後にはさらに長老が一人、、、。(2022年夏詠)
仕事より先に休憩溝浚へ
数少ない町内の年中行事の溝浚え、とは言うものの昔は土と石で出来た溝だった所が今は全部コンクリート製、作業はわずかしかありません。集合したらとりあえず休憩からです、、、。(2022年夏詠)
鎌研いで備ふ町内溝浚へ
町内の年中行事の溝浚え、何を持って行こうか、鍬にするか鎌にするか、と悩んだ末に前日に鎌を研ぎました。鎌のほうが作業が楽だろうと、、、。(2019年夏詠)
溝浚へ溝の中にもハーブの芽
毎年この時期になると町内の溝浚えがある。田圃に水が入る前に掃除をと言う意味があるのだろうが、我が町内に田圃をしている人はいない。それに難しい場所でもないのでいつも和気あいあいの内にさっさと終わってしまう。昨年は溝の中にミントを見つけた。今年は小さな亀が一匹、、、。(2017年夏詠)
溝浚へペットボトルのお茶もらふ
現代風に言うと溝掃除、五月に各戸一人ずつ出て行う貴重な町内の行事になってしまった。溝掃除とは言うものの、今では水路もコンクリート製になり、ほとんど作業はない。休んだり話したりしながら、多少水路の水をかき混ぜたり、草を浚えたりしながら一時を過ごす。終ればペットボトルのお茶が配られるぐらいで、かつてのように昼間からビールなどという事もなくなった、、、。「渡辺さん、あんたどおしょおるんなら、家に居るんか?」「ええ、まあ」「退屈なろうが」「いえ、それが、まんざら悪うもないなあと、」(クスッと誰かが笑った)「そうか、家にじっとしとってもろくな事にゃあならんで。たまにゃあ話しいおいでえや」「はい、ありがとうございます」とは言ったものの、行けば行ったでまたとんでもない役を押し付けられそうで、、、。(2013年夏詠)