行く秋の風の撫でゆく後頭部

元々散髪屋に行くのは苦手で、行こうと思い始めてから行くまでに一か月はかかってしまう。特に今年はコロナで余計に億劫で、そのコロナを理由に今まで以上に伸ばしたりした。掲句は去年、髪を切った後の散歩、冬間近の風が後頭部に冷たかった、、、。(2019年秋詠)

行く秋の日差を部屋に溢らしむ

朝起きると雨戸、カーテン、ブラインドと、とにかく日差が入るところは開けて置く。太陽が上り日差が入ってくると、それだけで少しの間は穏やかな気分になれる。とは言うものの、太陽の動きは思いの他速く、あれよあれよという間に日の当たる範囲が狭まっていくのです。中途半端な寒さの間の朝の楽しみです。もう11月、暖房を入れればそれで済むことなんですが、、、。(2014年秋詠)

行く秋と思へば白き風の音

早いようですがやっと今日の日がやってきました。秋は思いのほか過去に詠んでいる句が少なくて、このブログを書き続けるのに苦労しました。明日から冬の句になりますので、またしばらくは大丈夫です。一日一句のなんと難しいことよ、、、。(2013年秋詠)