秋が短い。もうすぐそこに冬が来ている。掲句は昨年、天気の良い日、空高く舞う鳶の声が、、、。(2023年秋詠)
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行く秋の風の撫でゆく後頭部
元々散髪屋に行くのは苦手で、行こうと思い始めてから行くまでに一か月はかかってしまう。特に今年はコロナで余計に億劫で、そのコロナを理由に今まで以上に伸ばしたりした。掲句は去年、髪を切った後の散歩、冬間近の風が後頭部に冷たかった、、、。(2019年秋詠)
行く秋の空に数多のジェット雲
晩秋の晴れた空に何本もの飛行機雲が交差している。温度湿度の関係だろうか、とりわけ秋には多いような気がする、、、。(2018年秋詠)
ポケットの中の手にある行く秋が
毎朝の散歩、そろそろ手袋が要るなあ、と思いながら歩いています。ついついポケットに手が、、、。(2015年秋詠)
行く秋の日差を部屋に溢らしむ
朝起きると雨戸、カーテン、ブラインドと、とにかく日差が入るところは開けて置く。太陽が上り日差が入ってくると、それだけで少しの間は穏やかな気分になれる。とは言うものの、太陽の動きは思いの他速く、あれよあれよという間に日の当たる範囲が狭まっていくのです。中途半端な寒さの間の朝の楽しみです。もう11月、暖房を入れればそれで済むことなんですが、、、。(2014年秋詠)
行く秋と思へば白き風の音
早いようですがやっと今日の日がやってきました。秋は思いのほか過去に詠んでいる句が少なくて、このブログを書き続けるのに苦労しました。明日から冬の句になりますので、またしばらくは大丈夫です。一日一句のなんと難しいことよ、、、。(2013年秋詠)