初夏の空に大きく軍用機

だいぶ前に見た景、ウクライナと重なってふと思い出して詠んだ句です。大きな音がして低い位置を飛んでいく軍用機、ほんのわずかな時間の出来事でしたが驚きました。通常のコースを外れて飛んだとか、衝撃波で農家の納屋が壊れたとか、後になって聞きました。本当の戦場ならこんなのんびりした情報では済まないですね、、、。(2022年夏詠)

どかす葉の下より蛙コンニチハ

よくあるんですよ、こんな事が。もう少し前ならもう一度葉っぱを掛けたり、土に埋め戻したりするのですが、この時期ならもう大丈夫。「ゴメン、ちょっとどいてよ」と心の中で言いつつ構わず作業、蛙もさっさと逃げてくれます、、、。(2022年夏詠)

昭和の日生きて元号はや三つ

今は昔の昭和の日です。昭和、平成、令和と生きて、順調と言うべきなのでしょうがすでに頭の中がぐちゃぐちゃで混乱しています。元号で言われると自分の中の記憶と年号を合わせるのに四苦八苦します。令和の世が長く続きますようにと祈るばかりです、、、。(2022年春詠)