だいぶ前に見た景、ウクライナと重なってふと思い出して詠んだ句です。大きな音がして低い位置を飛んでいく軍用機、ほんのわずかな時間の出来事でしたが驚きました。通常のコースを外れて飛んだとか、衝撃波で農家の納屋が壊れたとか、後になって聞きました。本当の戦場ならこんなのんびりした情報では済まないですね、、、。(2022年夏詠)
どかす葉の下より蛙コンニチハ
よくあるんですよ、こんな事が。もう少し前ならもう一度葉っぱを掛けたり、土に埋め戻したりするのですが、この時期ならもう大丈夫。「ゴメン、ちょっとどいてよ」と心の中で言いつつ構わず作業、蛙もさっさと逃げてくれます、、、。(2022年夏詠)
日本列島晴れて立夏の朝となる
昨年の立夏です。今年はどうやら雨模様、、、。(2022年夏詠)
春愁や旅の終りにある日暮
春の終わり、こどもの日ですが大人の句(?)を、、、。(2022年春詠)
緑より抜け出す一日みどりの日
たまには街へ、、、。(2022年春詠)
夏近しちよつと歩けばすぐ疲れ
憲法記念日、の句が無いのでこの句を。この時期の暑さは身体に応えますね、、、。(2022年春詠)
暮の春住み古し地も古里も
連休の狭間、いかがお過ごしでしょうか?掲句は昨年、思い立って帰省した故郷での句。どこに行っても暮の春は暮の春、、、。(2022年春詠)
湧く如く雨呼ぶ蛙鳴き始む
五月です。蛙の声が蛙を呼び賑やかな夕方、昨年の句です。二三日は何とか空が持ちそうですね。と言って、どこかに行くあてもないのですが、、、。(2022年春詠)
幟旗雨に動かず四月尽
近くの道路に並んでいる「ぼたん祭り」の幟旗、雨に濡れ風も無くてだらりと下がったまま。せっかくのゴールデンウィーク、天気が良ければと思った昨年の句。今年もなんだか天気が悪そう、、、。(2022年春詠)
昭和の日生きて元号はや三つ
今は昔の昭和の日です。昭和、平成、令和と生きて、順調と言うべきなのでしょうがすでに頭の中がぐちゃぐちゃで混乱しています。元号で言われると自分の中の記憶と年号を合わせるのに四苦八苦します。令和の世が長く続きますようにと祈るばかりです、、、。(2022年春詠)