三つあると他は要らない、きれいです、、、。(2024年冬詠)
一年の底の冬至の夜明かな
やっと待ちに待った冬至かと毎年のように思う日の夜明け、暗い、、、。(2024年冬詠)
踏めば鳴る落葉の著き煉瓦道
落葉の季節はもう終わりですね。我が家の庭の落葉も一段落、明るくなりました。掲句は市役所前の煉瓦道、もう少し早い時期でした、、、。(2024年冬詠)
着ぶくれを極め警備の旗を振る
気のせいか例年になく道路工事が多い。着ぶくれて眼だけ見えるような服装で警備の旗を振る人、寒い中をご苦労様です。暑いにつけ寒いにつけ、見るたびに私には耐えられない仕事だと思うのです、、、。(2024年冬詠)
切株の椅子とテーブル冬日濃し
日差があって風がなければそれだけで幸せな冬の日です。某公園にて、、、。(2024年冬詠)
瞬かぬ星を掲げて枯木立
枯木立の枝の間から夜空が見える。その上、枯木立を少し離れた所に明るい星が見える。夜の九時ごろの空、星には詳しくないので名前は分からず、、、。(2024年冬詠)
東より朝日西より時雨雲
散歩に出るとちょうど山の上から朝日が昇る時。良い天気になりそうだと思いながら後を見ると真っ黒な雲が近づいてくる。大丈夫か傘を取りに戻るべきかと悩みながらそのまま歩いて雨に遭った昨年の句、、、。(2024年冬詠)
赤き実に冬の鵯阿鼻叫喚
赤い実のなる庭の木にたくさんのヒヨドリが来て騒がしい。例年ならもっと遅い時期のはずだがと思った昨年の今頃の句。今年はまだ一羽、二羽ぐらい。今年は食料が多いからかな、、、。(2024年冬詠)
チェンソーの音に怒か冬木切る
川向うの山からチェンソーの音が聞こえる。こちらの心の持ちようだろうが怒の籠った音に聞こえる。時に切られる木の悲鳴のようにも聞こえるが、いずれにしても心地よい音ではない、、、。(2024年冬詠)
初氷バケツの柄杓持てば音
昨年の初氷。氷と言ってもまだ柔らか。柄杓を取ろうとしたら「ぐしゃり」と音がして崩れてしまいました。今年も先日の寒波の時に初氷が見られました、、、。(2024年冬詠)