故郷に仰ぐオリオン明け近し

明け方近くに起きだして空を仰ぐとちょうど真上あたりにオリオンが見える。眼鏡の無い眼には滲んではいるものの四隅の星と真ん中の三ツ星の存在は分かる。それぐらい空気が澄んで空がきれいと言う事だろう、、、。(2024年冬詠)

葉の裏に耐えて日を待つ秋の蝶

蝶は強い。何千キロも旅をしたり、寒さにも耐えて冬の日差に飛び回ったりする。とは言うものの、深秋の枯れかけた草の葉の裏でじっと日差を待っている蝶を見ると、やはり可哀そうに思う、、、。(2024年秋詠)