着ぶくれを極め警備の旗を振る

気のせいか例年になく道路工事が多い。着ぶくれて眼だけ見えるような服装で警備の旗を振る人、寒い中をご苦労様です。暑いにつけ寒いにつけ、見るたびに私には耐えられない仕事だと思うのです、、、。(2024年冬詠)

東より朝日西より時雨雲

散歩に出るとちょうど山の上から朝日が昇る時。良い天気になりそうだと思いながら後を見ると真っ黒な雲が近づいてくる。大丈夫か傘を取りに戻るべきかと悩みながらそのまま歩いて雨に遭った昨年の句、、、。(2024年冬詠)

チェンソーの音に怒か冬木切る

川向うの山からチェンソーの音が聞こえる。こちらの心の持ちようだろうが怒の籠った音に聞こえる。時に切られる木の悲鳴のようにも聞こえるが、いずれにしても心地よい音ではない、、、。(2024年冬詠)