雲の影大きく舐めて春の山

これは吉備路、足守から総社へ裏道を走りながら見た鬼ノ城の辺りを動いていく大きな雲の影。山もゆったりとした山容を見せている。県北の中国山地の山並や、高梁あたりのカルスト台地の侵食された切り立った山では、こうは見えない、、、。(2014年春詠)

一筋の人住む煙春の山

子どもの頃は、それぞれの家から立つ炊事の煙が、さようならの合図のような物でした。それがいつ頃までだったのか記憶に無いのは、たぶん成長して近所で遊ぶことが少なくなった頃と重なるからなのでしょう、、、。掲句、国道429号線を走っていて、遠くの山間に見つけた煙です。ああ、あんなところにも家があるのだ、と、、、。(2011年春詠)