行春の潮目に白き波頭 ほど良い海風に吹かれ、鷲羽山の展望台からの眺めはすばらしかった。そして下りの、転げ落ちそうな道から眺めた海の色も。色が異なるのは、あれが潮目というものかと、山の中に住んでいる私は勝手に想像したのでした、、、。(2012年春詠)
海に暮らす人たちは身の安全や漁の具合などを見極めるために風にも注意を払って生活してきただけに、はえだのこちだのならいだの独特な表現で風を表しますね。
山の人間とはまた異なる様です。
俳句では風の呼び名をいろいろな季語として使いますが、漁師さんにすれば生死のかかった厳しい風であったりするのだろうと思うことがあります。