年老いた桜も植えられたばかりの若い桜も、どちらもいいですね、、、。(2020年春詠)
投稿者: 牛二
頬白の野へ一筆を仕る
「一筆啓上仕り候」野原へ向かって正統派の見事な繰り返し。実は私の耳に届かないだけで、きっと広い野原の向こうの方に見える樹のあたりに仲間がいて、鳴きかわしているのでしょうね、、、。(2020年春詠)
鳥の来てつつき落花のまた一片
桜も残り少なくなりましたね。その桜をつついては散らすヒヨドリ、、、。(2020年春詠)
暮れかぬる先に農夫のまだ一人
稲作の作業が始まりました。専業の方は朝から晩まで田圃に出ておられます。暗くなっても姿を見る事があります、、、。(2020年春詠)
店の戸に「蛙の卵あります」と
通りがかりに見かけた県北の小さな街のよろず屋風のお店の入口の貼紙、、、???。(2020年春詠)
黄の花の一つが離れ蝶々に
菜の花を見ているとふっとその中の一つが、、、。(2020年春詠)
住みつきし蛙どかせる柄杓かな
水遣り用のバケツ、使おうとすると残り水の中に蛙が、、、。(2020年春詠)
治まらぬコロナの話黄砂降る
今年の黄砂はひどかった。と思っていたら昨年にこんな句が。一年経ってもやっぱり治まっていない、どころかむしろ、、、。(2020年春詠)
鳴けば餌をやりたき事も孕猫
近所で見かけた猫、閉まった戸に向かって猫なで声(本物の)。大きなお腹が重そう、、、。(2020年春詠)
朝燕地上一尺舐めて行く
まだ数も多くなく静かですが朝から元気に働いていますよ。朝は地上近くに虫が多いのでしょうね、、、。(2020年春詠)