夜明け前の空へいつものひと声、同じ汽笛も年が明けると元気に聞こえます、、、。(2024年新年詠)
投稿者: 牛二
痩身の祢宜の大声初祓
年賀状を頂いた皆様、ありがとうございました。プリンタの調子が悪くて結局今年は出さない(出せない)ことになってしまいました。このまま年賀状仕舞になるか、復活するか、乞うご期待です。例年通りの神社に行って、例年通りに初祓をお願いして、暖房の効いた拝殿の椅子に座って待っていると、出て来られたのはいつもと違う痩せた若い祢宜。ところがどっこい大太鼓を打ちながら上げる祝詞の声の朗々として大きい事!無事お札を頂いて帰りました。家内安全、厄難消除、、、。(2024年新年詠)
倍速のごとく一年去年今年
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。毎年の事ですが一年って速いですね。年毎に速くなるような感じです。昨年が倍速で、今年は三倍速なんて、、、。(2024年新年詠)
猫一匹加へ我が家の年の暮
とうとう大晦日、今年も暮れて行きますね。掲句は昨年、何の拍子か我が家の側に捨てられた子猫を加えての我が家の年の暮。あれから一年、大きくなりました。身体だけでなく生意気に、、、。(2023年冬詠)
ぬきんづは落葉松紅葉冬の空
散歩途中に土手の上から遠くに見えるのは作楽神社の落葉松だろう。周囲の木々より飛びぬけて高く、飛びぬけて赤い、冬紅葉、、、。(2023年冬詠)
数へ日の雀群れたる精米所
精米所と言うか雑穀商と言うか、手広く商売をされている近くの工場。普段は休みが少ないようだが、さすがに年末年始は休日。人の姿が無い工場の屋根に雀が群れて賑やかに遊んでいる、、、。(2023年冬詠)
ただ絶句正月待たず逝きしとは
昨年末から今年にかけて、町内で亡くなられた方が何人もありました。五人だったかな?その中の最初、年末にあった葬儀、、、。(2023年冬詠)
昨夜の雨纏ふ冬木の光かな
朝日が出て葉を落とした樹の枝に昨夜の雨粒が沢山光っています。朝日の位置と樹の位置と、ちょうど良い関係はほんのしばらくですが楽しめますよ、、、。(2023年冬詠)
極月の末社巡りの足早に
手首に下げた袋から小銭を出して賽銭箱に、パンパンと柏手を打って次の末社へ、見るからに忙しそう、末社の多い某神社にて、、、。(2023年冬詠)
レストランほどを連ねて冬灯
メリークリスマス!普通の民家のはずですが、遠くから見ると並んだ灯りがまるでレストランのよう。ん?あれってもしかして、クリスマスの飾りつけ、、、?(2023年冬詠)