夏草や列車軋みて駅に入る

駅から直線距離で1.5kmぐらいだろうか、上り列車はちょうど我が家の辺りからブレーキをかけ始める。徐々に速度を落として、最後にギギッという感じで無人駅に止まる。単線の一両車。夏草の中、、、。(2023年夏詠)

古衣を横に日を浴ぶ青大将

おっと危ない!河原で見つけた蛇の皮に近づこうとすると、すぐそばに大きな青大将が長々と横たわって日を浴びている。とすればこの皮の主はこの青大将、皮を脱いだばかりか動こうともしない。蛇にとって皮一枚を脱ぐのは、きっと大仕事なのでしょうね、、、。(2023年夏詠)