田植が終わると栗の花の季節となる。まだ苗の小さい澄んだ水田の水に栗の花が映っている。田のそばに立っている栗の木も水に映っている栗の木も、全体が白い花に覆われて見える。きれいだ、、、。(2023年夏詠)
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色替えて一樹まるごと栗の花
先日書いた咲きかけの栗の木、満開になりました、、、。(2021年夏詠)
水口に水音軽し栗の花
田植が終わると栗の花の季節、今が咲きかけです。雄花の白い房が樹全体を覆う姿は壮観です。それに遠くからでもそれと分かる匂い、、、。(2021年夏詠)
ひたひたと雨期の足音栗の花
栗の花が咲き始めました。で、昨年の栗の花の句を探すと、あれ~?去年は梅雨入りより栗の花のほうが早かったのか?念のため調べて見ると昨年の中国地方の梅雨入りは6月10日すなわち今日でした。改めて今年の梅雨入りの早さを感じてしまいました、、、。(2020年夏詠)
遠目にも一樹まるごと栗の花
栗の花が咲き始めました。大きな、存在感のある栗の木、、、。(2018年夏詠)
学成らず老いし少年栗の花
栗の花が咲き始めました。「墜栗花」と書いて「ついり」と読みます。梅雨入です。すなわち栗の花が散る頃が入梅と言うことなのでしょう。雑学です、、、。(2017年夏詠)
単線の駅の小さし栗の花
我が家の裏を走る姫新線は単線です。その昔家を建てようとしていた頃がちょうど国鉄の不採算路線の廃線になっていた頃で、姫新線ももう十年もすれば無くなるような話でした。ところがどっこい、民営化や駅の無人化などを経て、今もなんてことなく走っています。変わったのは駅ですね。駅は無人化になってずいぶん寂しくなりました、、、。(2015年夏詠)
重さうな空をささへて栗の花
大きな栗の木の全体を覆うように白い花が咲いている。その上に深く曇った重そうな空がある。まるで大きな栗の木が空全体を「ヨッコラショ」と支えているように見える。梅雨の空はいかにも重そう、、、。(2014年夏詠)
鬱といふ読めて書けぬ字栗の花
とあるところに漢字の話題があったのでこの句を書きました。昔から読めても書けない漢字が多く、パソコンの恩恵にあずかっている一人です。俳句もパソコンからスタートしましたので、いきなりパソコンで作ることも多いのですが、掲句のような難しい漢字を使った句もなんなく出来てしまいます。場合によってはこのままパソコンから投句可能な場合もありますので、なんとも便利な世の中です、、、。句会になるとこうは行きません、、、。(2012年夏詠)
一木の一山のごと栗の花
自然に育った栗の木はそれ自体がこんもりとした形をしている。それが花時になり、全体が白く覆われることにより、周囲の緑の中で際立って大きく、そして山のように見えた、、、。(2012年夏詠)