いつも片付けられた花などが捨てられている道端。何やら芽が見える。正体は分からないが野草とは違う雰囲気。いずれここに何かの花が咲くのだろう。見立てが間違っていればただの雑草、、、。(2023年春詠)
カテゴリー: 2023
春月や空つぽで行く終電車
月を見ていたらたまたま通った終電車、空っぽ。この路線もいずれ廃線の危機、、、。(2023年春詠)
電線の鳩のででぽぽ春の雪
降りしきる雪の中、電線に鳴く鳩。去年の句。春の雪は重い、、、。(2023年春詠)
寒戻る杭打つ音が遠くより
どうやらまた寒くなるらしい。寒暖の差が大きすぎて付いて行けない、、、。(2023年春詠)
家一戸ぶんの更地や冴返る
草ぼうぼうの土手沿いの空き地に重機が入り、法面の工事やら整地やら、出来上がったのが家一軒分ほどの更地だった。それが昨年の今頃。一年経って思い出して行ってみたらまた草ぼうぼうの空き地に、、、。(2023年春詠)
鍬をふる男雲雀の声の下
雲雀の声が聞こえ始めたので昨年のこの句を。時期的にはもう少し遅かったでしょうか、今年はまだ畑に人を見かけません、、、。(2023年春詠)
森閑と養蜂の箱春浅し
畑の隅に養蜂箱が置かれている。確か昨日までは無かったはず。さすがにこの時期のこの時間、まだ活動している蜂はいない。昨年の句、、、。(2023年春詠)
トタン屋根春の霰のドレミファソ
昨年の春の霰、今年はもうふらないかも、、、。(2023年春詠)
柄杓の柄持てばぐずりと薄氷
柄杓を入れたままになっていたバケツに氷が張っています。水を使おうと柄を持つと薄い氷はほとんど抵抗なし、崩れた氷の欠片がそのまま柄杓の中に、、、。昨年の薄氷(2023年春詠)
雪解川音清らかに高らかに
昨日に続きます。今年も県北の、さらに北部では雪が多かったようです。掲句は昨年の雪解川、、、。(2023年春詠)