寝転べば秋天我に降るごとし

広い丘の所々にベンチが置かれている。屋外で寝転ぶなんて何年ぶりだろうと思いながら、寝転んでみた。晩秋の晴れた空以外に視界に入るものは無く、見つめているとしだいに、底なしの青さが自分めがけて降ってくるような、そんな感覚にとらわれた。津山グリーンヒルズ吟行での句。(2010年秋詠)