親の願いはこれだけです、、、。(2015年秋詠)
月: 2016年9月
爽やかや巫女の檜扇ひるがへり
「浦安の舞」と言うそうです。よくわかりませんが、とにかくおめでたい舞です、、、。(2015年秋詠)
ファインダー中に婿どの秋の空
これはファインダー越しの婿殿、青空の下で凛々しく見えました。雨が降ったら大変だね、と言いながらその日を迎えたのですが、幸い抜けるような青空の日でした。普段の行いが良かったのでしょうね、、、。(2015年秋詠)
白無垢のわが娘可愛や秋扇
親馬鹿です、、、。(2015年秋詠)
式開始待つ間の遠き秋の蝉
何となく落ち着かない時間ですが遠くで蝉の声が、、、。(2015年秋詠)
父二人しばらく黙の秋の昼
お互いに着替えを済ませ、控室のソファに腰を下ろす。お互いに何か話さねばと話題を見つけて切り出すのだが、二言三言で後が続かない。またしばらく沈黙の時間が続くのです、、、。(2015年秋詠)
挨拶の慣れぬ事なり秋暑し
もともと口が達者なほうではないが、それでも会社勤めをしていた頃はそれなりに臨機応変に対応できていたように思うのです。それがどうも、退職してからと言うもの、、、。で、明日の句に続きます、、、。(2015年秋詠)
嫁がせて後の気怠き秋思かな
早いものです。娘の結婚式からもう一年が経ってしまいました。その時の句を今日から何句か書きます、、、。(2015年秋詠)
海岸の一夜波音星月夜
夕方のテレビの中継でキャンプ場の波音が聞こえて来た。ああ、そう言えば昔、ちょうどこんな波音を聞きながらキャンプしたなあと、学生時代の自転車旅行の途中で一泊した山口県光市のキャンプ場を思い出した。ふと画面に目をやると、海岸線の風景もなんだか懐かしい感じがして目を離せないでいたら、しばらくしてテロップに山口県光市の文字が流れて来た。なんだか不思議な気がした、、、。(2014年秋詠)
一日にして新藁の村となる
シーズンになると一斉に稲刈りが始まり、休日にはそこら中からコンバインの大きな音が聞こえる。夕方、その音も止んだ頃には村中が新藁の匂いに包まれる、、、。(2014年秋詠)