山じゅうの木々が葉裏を見せて、山ごと揺れているように見える。掲句は昨年だが今年はさらに風の強い日が多いように感じる、、、。(2020年夏詠)
月: 2021年5月
蕗むきし証拠の指の四日ほど
我が家の裏の土手の草が雨続きで伸び放題、それを刈る前にと今年二度目の蕗の収穫をしました。年中行事の一つです。収穫して葉を落し剥くまでが私の仕事です。色の変わった指先を気にしながら出歩くのも毎年の事ですが、今年は STAY HOME で誰にも会いません、、、。(2020年夏詠)
トラックの通りひと揺れ七変化
紫陽花が咲き始めました。掲句は一昨年のもう少し後、近所の道路沿いに植えられた満開の重そうな紫陽花。大きなトラックが通る度にひと揺れします、、、。(2019年夏詠)
忙しなき蟻の屋移り梅雨晴間
見事な列、忙しそうです、、、。(2020年夏詠)
葉柳や客待ち顔に人力車
昨年夏、コロナ禍の美観地区。今年は、、、?(2020年夏詠)
恐るべし梅雨に伸びゆく南瓜蔓
捨てた南瓜の種から今年もやっと芽が出てきました。さあ、伸びろ伸びろ、どんどん伸びろ、、、。(2020年夏詠)
耳聡く目覚めし朝の時鳥
今年も時鳥の季節になりました。まだ山の遠くのほうですが散歩途中に微かに聞こえてきます。掲句は昨年、寝床の中で聴いた時鳥、、、。(2020年夏詠)
抜け落つる一人か我も朴の花
散歩途中の川を挟んだ向かいの山の中腹に一本だけ大振りの白い花が咲いた木が見えます。近くで確かめた訳ではありませんが朴です。好きな花の一つです、、、。(2020年夏詠)
雨蛙合唱団が我が庭に
賑やかです、、、。(2020年夏詠)
声高に婦唱夫随の田植かな
近所の専業農家の二人です。どちらもパワーがあるお二人です、、、。(2020年夏詠)