雪の中で一番目立つ存在、、、。(2021年冬詠)
月: 2023年1月
いそいそと待春の猫忙しき
年が明けると急に出かける事が多くなる我が家の雄猫、そろそろシーズンです、、、。(2022年冬詠)
ヌートリアその身投げ込む冬の川
川の側を歩いていると水鳥は早くから逃げて行きます。その逃げた先を見ながら歩いていると、今度は足元で「ドップン」と大きな音がします。目を移すと潜ったまま泳いでゆく影が見えます。ヌートリアです。こちらは近づくまで気づかないのか、いつも慌てたように足元から飛び込みます、、、。(2021年冬詠)
新年会役員改選にて止まる
今日が町内の新年会、新年会とは言うものの、コロナ禍で宴会なしの総会のみです。総会と言えば付き物が役員改選、半ば順番制とは言うものの、それでもなかなか進みません。今年はどうなる事やら、、、。(2022年冬詠)
風花の粒太り来し増えて来し
子供の頃は楽しみでしたね。今でも、、、。(2022年冬詠)
達人と言ふも人の子寒稽古
寒の入りです。寒稽古は寒さとの闘い、足の裏が冷たそうですね、、、。(2022年冬詠)
がいこつの上の薄皮初鏡
昨年の年賀状に使った句。昨年は齢七十歳で迎えた正月、その七十歳を迎えての感慨でした。七十代をどう生きるか、鏡の中の実態を見つめながら日々精進すべし、と大げさに思っていましたが、、、。(2022年新年詠)
望郷の二文字友より年賀状
お互いに故郷を離れて五十有余年、普段連絡を取り合う事も無い友からの年賀状にある「望郷」の二文字、身につまされます。そうだよなあ、と、、、。(2022年新年詠)
現れし祢宜うら若し初祓
もう三十年を越えて毎年初詣に行く神社、昨年は代替わりしたようで、初祓に出て来られた祢宜を見てびっくり、うら若い青年、大丈夫かなあと思っていたら大丈夫でした。力強い太鼓の音と若々しい朗々とした声、一年の初めの行事も無事終了、、、。(2022年新年詠)
手袋をぬいで柏手響かする
二礼二拍一礼、初詣にて。いろいろ試してみるものの、小気味よい音を出すのは難しい。いまだに外れが多い、、、。(2022年新年詠)