昼寝も気持ちよいけど、もう少し眠っていたいと思う春の朝も気持ちよい。実際覚めなかったら、それはそれでちょっと困るが。夢の中の事、、、。(2023年春詠)
月: 2024年4月
若さてふものの勢ひ豆の花
昔は若かった、、、。(2023年春詠)
故郷へ越ゆる峠や山笑ふ
ゴールデンウイーク、そろそろ実家へ草刈に帰らなくては。峠近くにある山田はそろそろ田植のシーズンかも知れない、、、。(2023年春詠)
春の川覗き何やら二人連れ
駐車場から橋を渡って旧宿場の桜並木を見に行く。その橋の上、下を流れる川のきれいな事。女性の二人連れが覗き込んで何やら話し込んでいる。ちょっと覗いてみたい気もしたがそのまま行き過ぎる。新庄村にて、、、。(2023年春詠)
薄闇の宙に浮くごと芥子の花
河原に自生したひなげしの花、夕暮の薄闇の中で見ると軸が見えず、小さなお皿のような花だけが、まるで宙に浮かんでいるように見えるのです、、、。(2023年春詠)
ふと在りし幸や四葉のクローバー
公園の芝生の隅っこに生えてきたクローバー、広がって小さな島が出来ている。だいぶ広がったなと思いつつ、ふと見ると四葉のクローバー、、、。(2023年春詠)
山藤を映す山湖に波あらず
掲句の藤とは違いますが、散歩途中の河原に自生した藤が今年も咲き始めました。縋る木が無くて、何年たっても地を這うような低いままの藤です。残しておいてやれば良いのに、草刈の度に切られて、それでも毎年花を付けます。強いです、、、。(2023年春詠)
丸太一本流れて春の出水川
降る時は降る、と言った感じの最近の雨。掲句は昨年、濁った流れを見ていたら大きな丸太が一本、、、。(2023年春詠)
椅子ひとつ置かれ草生ふ春田かな
去年の今頃、なぜか田圃にパイプ椅子が一つ。せっせと鍬をふる男の人。何か新しい物を植えるのかな?とそれから一年観察を続けました。やがて新しい畝が出来て、さて何が?となった所で作業はストップ。結局秋には元のように雑草が生えただけでした。あれは何だったのか。今年こそ何か植えられるかも知れない、と今から心待ちにしています、、、。(2023年春詠)
のどけしや河原歩けば川の音
当たり前ですがこの音が心地よいのです。チョロチョロも、ザーザーも、、、。(2023年春詠)