春の川覗き何やら二人連れ

駐車場から橋を渡って旧宿場の桜並木を見に行く。その橋の上、下を流れる川のきれいな事。女性の二人連れが覗き込んで何やら話し込んでいる。ちょっと覗いてみたい気もしたがそのまま行き過ぎる。新庄村にて、、、。(2023年春詠)

山藤を映す山湖に波あらず

掲句の藤とは違いますが、散歩途中の河原に自生した藤が今年も咲き始めました。縋る木が無くて、何年たっても地を這うような低いままの藤です。残しておいてやれば良いのに、草刈の度に切られて、それでも毎年花を付けます。強いです、、、。(2023年春詠)

椅子ひとつ置かれ草生ふ春田かな

去年の今頃、なぜか田圃にパイプ椅子が一つ。せっせと鍬をふる男の人。何か新しい物を植えるのかな?とそれから一年観察を続けました。やがて新しい畝が出来て、さて何が?となった所で作業はストップ。結局秋には元のように雑草が生えただけでした。あれは何だったのか。今年こそ何か植えられるかも知れない、と今から心待ちにしています、、、。(2023年春詠)