野菜屑も田に鋤き込めばやがて肥やしとなる。出荷後の野菜屑だろうか、広い田に白菜やら大根の葉やらがやけに沢山、それも万遍に撒かれている。丁寧な仕事、、、。(2019年冬詠)
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反されて冬田黒々土匂ふ
しばらく静かだった田圃にまたトラクターの音がする。刈り取り後の株から芽が出て、穂まで出るほどになっていた田圃が反されて黒々とした土に変わっている。土の匂いがなんだか懐かしい、、、。(2018年冬詠)
人在らず鴉の歩く冬田かな
いよいよ二月、春までもう一息です、、、。(2017年冬詠)
うらぶれて冬田の中の道一人
ちょっと句とは関係ない温水洗浄便座の話です。とある所で便意を催してトイレに入ったらコントロール部分が分かれた温水洗浄便座だった。コントロール部分はリモコンになっていて壁に取り付けてある。我が家と同じだと思いながら使って、止めようとしたらスイッチが利かない。電池切れ?!慌ててリモコンを壁から外して本体に近づけて操作したが、これでも止らない。お湯は勢いよくお尻に出っぱなし。下手に動くと服まで濡れかねない。と、ここで、お尻を洗われながら冷静に考えました。我が家と同じなら、手の届くあたりにコンセントがあるはず。後を見ると在りました!すぐに手を伸ばしてコンセントからケーブルを抜くと、止りましたよ、やっと。やれやれでした。皆さん覚えておいてくださいね。こういう場合は慌てずにケーブルを抜くのですよ、、、。(2014年冬詠)
痩犬の影を引きずる冬田かな
生来の野犬ではなく、年老いて捨てられた、自分で狩など出来ないような痩せた犬を見かけることがある。首輪をしているから確かに飼犬だったのだろうが、身体は汚れ、人間不信なのだろう、決して近づくことはない。哀れに思うが、どうしてやる事も出来ない。一度飼いだしたら最後まで見てやるのが当たり前だと思うのですが、、、。(2000年冬詠)