いつものとおりコトコトコトコト、乗客の姿は無い、、、。(2020年冬詠)
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冬河原青年犬と戯るる
帰省してきた青年とその家の犬だろうか、見かけない青年と犬。こちらは煤逃げ、いつもと時間が違うと違った風景がある、、、。(2020年冬詠)
年用意雑誌開けば手が止まり
これだから時間が足りなくなってしまうのでしょうね。捨てるとなると読みたくなる、、、。(2020年冬詠)
庭手入れ冬日浴びつつさぼりつつ
押し詰まって来ましたね。何とか年内にきれいにと思いつつ、日差があるとついつい日向ぼっこ、、、。(2020年冬詠)
冬の湖涸れて昔の暮し跡
すっかり水が減ったダム湖の底に見える道や橋や、民家のあったらしき石崖、、、。(2020年冬詠)
人去りて草生ふ一戸クリスマス
昨年、たまたま句会の日と重なったクリスマス。その道中の山路でみかけた空家、、、。(2020年冬詠)
猟銃の音一山を震はする
いやいや今は猟期、入らないでよかった。昨日の続きのようですが、別の日の句です、、、。(2020年冬詠)
後ずさる熊出没の看板に
おっ!と思い山へ入るのを躊躇した時の昨年の句。今になって思えば、熊は冬眠する動物、大丈夫だったかも知れない、、、。(2020年冬詠)
電線におしやべり尽きぬ冬の鵙
秋口の猛々しい声が嘘のようにおとなしくなった鵙が電線に一匹、なにやらお喋りを続けている。どこかに相手がいるのだろうが、私の耳には聞こえてこない、、、。(2020年冬詠)
境内の落葉で遊ぶつむじ風
風が遊んでいるのか落葉が遊んでいるのか、広い境内に落葉の渦が、、、。(2020年冬詠)