薄氷もだんだんと頼りない薄氷になって来ました。まるでオブラートのような光が、、、。(2020年春詠)
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うすらひや轍の深き水たまり
そう簡単には暖かくならないようです。明日あたりはまた氷点下になる予報が、、、。(2020年春詠)
うすらひの縁より崩れ漂へり
凍っているんだか融けているんだか、つい触ってみたくなる薄氷、、、。(2020年春詠)
薄氷に粉砂糖ほど春の雪
傷んだ舗装路に出来た水溜りに氷が張っている。その上だけにうっすらと雪が、ちょうど粉砂糖をまぶしたように残っている、、、。これがもう少し寒くて雪がもう少し多いと、氷の所在が見えなくなる。こうなると危ない。無意識に載ったとたんに支点を失ってひっくり返り、後頭部を強打することになる、、、。(2013年春詠)
薄氷や田に新しき足の跡
暑さ寒さも彼岸まで。今日を境に春も後半へ、、、。(2001年春詠)