まるで神の悪戯、女性が日傘を畳まずに横に置いて、拝殿の前に進み出たちょうどその時、合わせたように強い風が吹き、女性が手を伸ばす間もなく、日傘が転がって行ったというシーンですが、説明が無いと分かりませんね、、、。(2014年夏詠)
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ゲリラてふものもありけり夏の雨
いよいよ梅雨ですね。ほどほどに降って欲しいものですが、近年の雨の降り様には驚くことが多いです。かく言う我家も吉井川の側、「水が出たらなあ、あんたのところが一番に浸かるんで」と近所の古老に脅されています、、、。(2014年夏詠)
明易のワールドカップ良かりけり
掲句は昨年の男子ワールドカップ、仕事の無い身にとっては明け方の試合も何のその、しっかり楽しませてもらいました。今年の女子ワールドカップは今月の6日から、場所はカナダです。時間はどうかな?と日本チームの日程を見ると、11時、11時、6時、これまた仕事の無い身には好都合です。ちなみに決勝まで行くと、7月6日8時がキックオフ、、、。(2014年夏詠)
道の駅毛虫注意の札下がる
国道429号線にある道の駅「かもがわ円城」にある駐車場脇の藤棚です。先日寄ったらやはり今年も下がっていましたよ。赤い大きな字で「毛虫注意」と、、、。下から覗いてみましたが、まだ大丈夫のようでした、、、。いたって地味な道の駅です。(2014年夏詠)
青々と明け六月の朝であり
六月になりました。庭も田圃も山も、朝の緑が何とも言えず美しい季節です。願わくはそのまま気持ちよい一日になって欲しいものですが、一転真夏の暑さになってしまう、この今年の天候はなんだ!と思ってしまいます。そうでなくても身体の順応性が落ちているのに困ったものです。熱中症にはくれぐれも注意しましょう、ご同輩、、、。(2014年夏詠)
早乙女の田植足袋ある水田べり
この辺り、今日が田植のピークです。と言っても昔と違い、一人ないし二人で作業されているところがほとんどです。田植機に乗っているのがご主人、畦道で待機しているのが奥様です。田植機で植えた後に補植をされるのは奥様の場合が多いように思います。補植は田植の後当分続きます。掲句は田植の一週間後ぐらいだったでしょうか、静けさが戻った夕刻の田圃の傍らに、田植足袋がきちんと揃えられて、、、。(2014年夏詠)
さつそくに朝の蜘蛛囲に捕まりぬ
これも結構なストレスになります、、、。(2014年夏詠)
めまとひを連れて風なき日の散歩
これが嫌なんです。まるでストーカーです。同じ道の同じ場所でいつも付きまとわれるのはなぜでしょう?近くにメマトイの発生源になるような所は見当たらないのですが、、、。(2014年夏詠)
薫風の吹くや生まるる詩一編
なんて事があれば良いのだけれど、、、。(2014年夏詠)
夏燕孕みし胎を翻す
燕は一夏に二回から三回子育てをするそうです。だから忙しい。まだ一番子の子育てをしながら二番子をお腹に宿すこともあるのでしょう。掲句、目の前で身を翻した燕のふっくらとした腹が印象的だった。母となるものの美しさは人間も動物も同じで美しい、、、。(2014年夏詠)