1月25日は初天神、天満宮の祭日です。天満宮と言えば菅原道真、学問の神様です。おりしも受験シーズン、阿智神社の裏にある菅原神社の前には急ごしらえのだるまの販売所が出来ます。何日前からあるのか25日にはだるまはすでに残り僅少状態でした。受験生、恋はその後でいい、ガンバレ、、、。(2018年新年詠)
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初祓押し戴きて札もらふ
拝殿に上がりお祓いを受けた後にお札を戴きます。ここで戴いたお札は我が家の形ばかりの神棚に祀って一年間お世話になります。一年お世話になったお札は次の年の初参りの時に拝殿脇に置かれた箱に納めます。この繰り返しが我が家にとって大事な年中行事となっています、、、。(2018年新年詠)
子の嫁の御慶申せりこそばゆし
実はこういう日が来るのを心待ちにしていたのです、、、。(2018年新年詠)
水鳥に変はりなき朝お元日
明けましておめでとうございます。掲句は昨年、おだやかな元日でした。さて本年は、、、。(2018年新年)
またひとつ増えし願いや初社
ひとつ叶えばまた新しい願いが出てきます。困ったものです、、、。(2017年新春詠)
日矢下りてあらたかなりし初社
毎年の初詣、落合の木山神社での句。長い石段を登り、鳥居をくぐると正面に社殿が少し見上げる形であります。やれやれと思って見上げた時に雲の間から日矢が二すじ社殿に下りて来ました。なんだかありがたい物を見たような気分でした、、、。(2017年新年詠)
御慶まづ交はす深山の明烏
明けましておめでとうございます。いかに平凡な日々かと分かるような昨年の元旦の第一句です。でも考えてみれば平凡が一番、また一年マイペースで歩んでいきたいと思います。本年も変わりませずよろしくお願いいたします、、、。(2017年新年詠)
柏手の頭上に青き注連飾
昨年12月22日、倉敷阿智神社での句です。一か月前には境内のテントの中で作られていた注連縄がこの日にはすでに飾られていました。新しい藁の青い色と匂い、いいですね。注連飾は新年の季語ですが一足お先に、、、。(2016年冬詠)
大太鼓足裏に響き初祓
古い句を引っ張り出しています。遅ればせの新年の句ですがご容赦を。いつもお参りする落合の木山神社、拝殿に並べられた床几に腰かけ、頭を垂れて祝詞を聴きます。ドンドロドンドロと低い太鼓の音が床を伝わって足裏から響いて来ます。祝詞はよくわからないのですが、太鼓の音と相まってそのリズムが何んとも心地よいのです、、、。(2003年新年詠)
左義長の残り火明し川向
今は休日に合わせた行事が多いですが、本来は今日が「とんど」と言う所が多いのではないでしょうか。掲句は川を挟んだ隣村のとんど、河原で大々的に行われます。夕暮れに散歩に行く頃には、ちょうどその残り火が、、、。(2003年冬詠)