俳句を始めて二十年目に入りました。長い割に進歩は少ない。今年は今までの句を一度整理してみようと思っています、、、。パソコンの古いデータを追っかけて行くと、俳句を始めたのは1997年12月25日、年が明けて初仕事の日に作ったのが掲句になります。若かったですね、、、。(1998年新年詠)
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凍てし地を光らせほのと初明り
掲句は昨年の句ですが今年の元旦、エイヤッと起きだして新年早々の早朝散歩に出ました。東の山の上の空がほのかに赤く初明かり。数日続く放射冷却で霜の降りた大地が闇の中でかすかに輝いて見えます。冴え冴えと光る遠くの街灯。寒~っ、、、。(2016年新年詠)
新玉の朝を賑やか川の鳥
いつもの通り、天気が良ければ賑やかな鳥たちです。そしていつもの通り、天気が良ければ欠かせないのが犬の散歩です。たとえお正月であろうと、、、。(2016年新年詠)
正月は給水ポイント一休み
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします、、、。ゴールはまだ先です。ねらいは完走、急ぐ必要はありません。ちょっと休んで、エネルギーを蓄えて、それから走っても、遅くはありませんよ、、、。(2016年新年詠)
藁焼きし匂とんどの帰りかな
私の実家辺りでは14日の夕方だったように記憶していますが、今は休日に合わせるところが多いようですね。TVでは11日の夜のニュースでやっていました。多いのは明日(16日)ぐらいでしょうか、、、。掲句、すれ違った人から藁を焼いた時の匂がした時の句、、、。(2015年新年詠)
初旅の後の日常大あくび
句は昨日の続きです、別の話題を、、、、。昨年の古本市で山手樹一郎の時代小説を三冊貰って来ました。たまには、、、ぐらいのつもりで貰った本ですが、読み始めるとこれが面白い。勧善懲悪で全く悪意が無い。その底に適度な男女のロマンスが描かれており、これも昭和世代には心地よいのです。そんな訳で、床の中で読んでいるとついつい遅くなってしまう。最近は睡眠不足の毎日で、あくびは出るが俳句が詠めない、、、。(2015年新年詠)
初旅のバスの中なる大鼾
甥の結婚式へ高速バスに乗ったのが去年の初旅でした。そのバスの中での景、正月疲れの出る頃、お互い様ですが少々うるさい初旅ではありました、、、。(2015年新年詠)
父母を足せば我顔初鏡
当たり前と言えば当たり前なんですね、、、。鏡の中の自分に、父や祖父の確かな面影を見つける事が多くなって来ました。礼服なんかを着て真面目な顔をしていると、余計にそんな気がしてしまいます。それだけ自分が歳を取ったという事なんでしょう、、、。(2015年新年詠)
包丁の痩の年月去年今年
掲句の包丁はかれこれ25年ほど前、初詣に落合の木山神社へ行き始めた頃、境内の屋台で買った、新見の松水と言う刃物屋さんのものです。以来研ぐのは私の役目、刃の欠けも何度も研いで直しました。さすがに痩せて、他の包丁に比べるとずいぶん軽く感じます。それでも手放せないのは、愛着でしょうか。刃物にはそんなところがありますね。まるで我が人生のよう、なんて、研いでいて思った時の句です、、、。(2012年新年詠)
一息に登る石段初社
明けましておめでとうございます。皆様良いお正月をお迎えでしょうか。今年一年が皆様にとって良い年でありますように、心からお祈り申し上げます。本年も昨年同様にご愛顧のほどをお願いいたします、、、。掲句、落合の木山神社での句です。まずは年の初めの体力測定、と言ったところでしょうか。この石段を登りきると「まだ大丈夫」、とホッとするのです。霊験あらたかなお勧めの神社です。是非お参りください、、、。(2012年新年詠)