我が家の桜桃の花が満開です。例年だとミツバチが煩いぐらい来るのですが、今年は一匹も見えません。寒かったからかな?それだけの理由なら良いのですが、、、。(2021年春詠)
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冴返るテント一張刃物売り
どうも今年は思うようには暖かくならない。と思っていたら昨年の今日にこの句が、、、。(2021年春詠)
囀を仰ぎて上る米寿坂
倉敷阿知神社の米寿坂。数えた事はありませんが米寿坂と言うからには八十八段でしょう。いつも鳥の声が豊富で、必ず何度か立ち止まって上を見ます。と言えば聞こえはいいのですが、実は急階段で一気には登れないのです。今が古希です。実際に米寿になった時にこの階段を自分の足で登れたら立派だと思うのですが、仮にその頃生きていたとしても、その頃には倉敷まで出かけていく事もままならない状態でしょうね、、、。(2021年春詠)
人住めり霞の中の二三軒
山の中腹に離れ離れに見える家が数軒。洗濯物も見えるから、人が住んでいる。人の住んでいる家は見た目も違う。家も生きている、、、。(2021年春詠)
鶯が先客父祖の墓訪へば
昨年のお彼岸の句、今年はまだ、、、。(2021年春詠)
花冷やカレーの匂ふ裏通り
開花までもう一週間ぐらいでしょうか、散歩途中に観察する私の標準木の桜もだいぶ莟が膨らんできましたよ。また今年も桜の句をたくさん、、、。(2021年春詠)
蒼天の中の一点揚雲雀
真っ青な空の中の雲雀、やっと見つけても、ちょっと気をそらすとすぐに見失ってしまう、、、。(2021年春詠)
鷹鳩と化し鶏の餌をあさる
「鷹化して鳩と為る」面白い季語があるものですね。七十二候のひとつ、啓蟄の第三候で中国の俗信からきたものとの説明があります。掲句、一度使ってみようと思っていたら出会った倉敷での景。鶏と一緒に餌を啄んでいる鷹、ではなくて鳩、、、。(2021年春詠)
まだ尾根に雪のある山彼岸西
やっと暖かくなったと思ったらまた寒くなりましたね。とは言え、暑さ寒さも彼岸まで、今が境目、遠く県境あたりの山々に見える白いものもすぐに、、、。(2021年春詠)
春耕のくるりと回るトラクター
トラクターの句をもう一句。見ていると田圃の端まで来ると、「エイヤッ」と言った感じでくるりと向きを変えるんです。上手いもんです、、、。(2021年春詠)