朝顔のぽつと開きし空の色

9月11日の句会から-2 句会の日とは言え、欠かせないのが犬の散歩です。途中の土手に、毎年花を開く朝顔があります。もとは捨てられたものでしょう。花の大きさはだんだんと小さくなりましたが、夜明けの空のようなその青色は、むしろ澄んでいくような気がします。その朝顔が小さく咲いているのを見たときの句です。「ぽ」の口の形で、、、。(2013年秋詠)

野に咲いて朝顔藍を深めけり

朝顔は強いですね。河原に捨てられた蔓から種が落ち、それから毎年毎年河原で花を咲かせる朝顔があります。だんだんと原種に戻ってくるのでしょうか、花は年毎に小さくなりますが、栽培種の大輪には無い美しさがあります。(2009年秋詠)