目立つ花ではないけれど、、、。(2018年冬詠)
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枇杷の花海近ければ海を向き
昨年の11月、児島「風の道」吟行での句。海の見える遊歩道脇に、自生したものだろうか、何本かの枇杷の木があった。海を向いて少しだけだが白い花が咲いていた。掲句を詠んで句会にも出したが、後になって枇杷の花にしてはちょっと早すぎるような気がして、ずっと気になっていた。それが先日、散歩の途中で花が咲いている枇杷の木を見つけた。こちらはいつもの道の見慣れた木、間違いようがない。やっぱりあれは枇杷の花で間違ってなかったんだと、なんだかホッとした。ちなみに我が家の枇杷の木は、まだ咲いていない、、、。(2016年冬詠)
こつそりと鳥の来てゐる枇杷の花
去年は柿が生り過ぎてずいぶん残りました。それに数が多かっただけ粒が小振りでした。それでこの冬の間にしっかりと剪定して、今年は少数精鋭で大きな実を生らそうと思っています。と言うことで年が明けてその選定作業に入りました。ところが素人の悲しさで、伐り方がよく分からないのです。そこで、基本的に昨年残った所は採り難い所、だから今年生っても採らないだろう、だから切れば良い、と判断してバサバサと切っていたら、いつの間にかツンツルテンになってしまいました。まあ、去年が生り年だったから、普通に考えれば今年はならない。だから、「去年あれだけ生ったからなあ」との言い訳は出来ますが、、、。掲句はその側にある枇杷の木、生意気なヒヨドリにいじめられないように、小さな鳥は隠れるようにして蜜を吸いに来ます、、、。(2014年冬詠)
枇杷の花朝日当たれば明るくて
枇杷はこの寒い時期に白い小さな花を房状に沢山つける。決して派手ではなく、ひっそりと長期間咲き続けている。そんな花だが朝日が当たるときだけは、角度にもよるのだろう花の白さが際立って輝いて見える。きっと長期間咲くからこの時季に咲いても受粉出来るのだろう、、、。去年から咲き始めた我が家の枇杷、たくさん実がなったのでそのままにして楽しみにしていたら、見事に虫にやられてしまった。それに一つの房に沢山生り過ぎて粒が小さかった。来年は間引きや袋かけに挑戦してみようと思っている、、、。(2014年冬詠)