昨日から稲刈が始まりました。今は夫婦二人での作業が多いようです。コンバインの音のする中、お互いにコンバインの音に負けない大きな声でのやりとりが聞こえてきます。こういう時に聞く岡山弁のやりとりはきつくて激しいですね、、、。(2022年秋詠)
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右耳も左の耳も虫の声
賑やかです、、、。(2022年秋詠)
靴ひもを直す少年天高し
橋のたもとにランニング姿の少年が数人、楽しそうに話しながら中の一人が靴紐を直している。さあこれから走りに出ようとする所らしい、、、。(2022年秋詠)
自転車の少女眠さう二学期来
九月です。とは言うものの、昔と違って九月一日が二学期の始まりではないらしい。始業式のニュースを見たのは確か一週間ほど前の事。掲句の自転車で眠そうな顔で通り過ぎた少女は確か水色のランドセルで小さな声で「おはよう」と言っていた近所の子、早いものです、、、。(2022年秋詠)
台風の来るてふ朝の空焼けて
次々と台風が発生していますね。掲句は昨年、直接の被害は無く通り過ぎた台風でしたが、来るという日の朝は東の空が真っ赤に焼けていました。きれいすぎて台風と合わないなあ、なんて思いながら朝の散歩に出た記憶があります、、、。(2022年秋詠)
老いたれば秋の昼寝も良かりけり
夏の疲れが出て来る頃、たまには昼寝も、と言うか眠気に負けてしまう今日この頃、、、。(2022年秋詠)
ポロロンと隣のチャイム豊の秋
トラックの止まる音がしてポロロンと鳴ったのは隣のチャイム、そして宅配のお兄さんの声、、、。(2022年秋詠)
その色の夕日に勝る赤蜻蛉
時々こんな赤とんぼに出会います。秋が進むとこんな色になるのか、初めからこんな色の種類なのか分かりませんが、なんだか得意そうに飛んでいるように見えてしまいます、、、。(2022年秋詠)
しつぽまで見ゆる鯖雲空広し
朝の散歩の空、盆地の真中です。川土手の道には周囲に高い建物が全くなく、東西に開けているのでずいぶん広く見渡せます。ちょうど頭から尻尾まで見える大きな鯖雲の腹の下あたりかな、、、。(2022年秋詠)
やつかいな物よ秋の蚊眼の隅に
これは本物の蚊、眼の隅には飛蚊症の蚊も、、、。(2022年秋詠)