ベビーカーを押す若いお母さん。そばにお父さんと風船を手によちよち歩きの男の子。その子が何かの拍子に振り向いてお父さんを見上げた。その瞬間に男の子の指先から、、、。(2023年春詠)
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風船や風船売の手を離れ
ヘリウムガスが不足しているせいでしょうか、街から風船が減りました。掲句はそんなことがなかった昔、催し物があれば風船売が付き物で、一つや二つは手を離れて空に舞っていた頃の句です。ほんのちょっとしたミスなんです。風船売と客が「あっ」と言ったのと、私がそちらを見たのと、ほとんど同時でしたが、その時にはもう、、、。(1999年春詠)