インフルエンザの予防接種、行こうか行くまいかと、迷いながら一日伸ばしにしています。掲句は昨年、意を決して行った近くの診療所、、、。(2018年冬詠)
母娘二人に余る掛大根
農家育ちですから大根引きの思い出も掛大根の思い出もあります。学校から帰って母と畑に行き、リヤカー一杯の大根を引いて夕日の中を帰った記憶があります。昔の農家では、一年分の漬物用や干大根用で、掛大根の量も半端なものではありませんでした。それに比べると掲句の近所の掛大根は、、、。(2018年冬詠)
冬霧に浮島のごと家二軒
雲海とまでは行かないが、何かの拍子で平地の低い位置だけに霧が漂っていることがある。そこに浮かぶのは天空の城ならぬ普通の民家だが、これはこれで結構見ごたえがある、、、。(2018年冬詠)
ストーブの絵のある句帳冬ぬくし
某俳句雑誌の付録の俳句手帳です。愛用しています、、、。(2018年冬詠)
大煙立たせ庭師の大焚火
我が家では狭くて危なくて焚火は出来ません。近所の庭師の焚火、仕事先から持ち帰って溜めて置いた庭木を豪快に燃やされます。生乾きの木ですから煙も豪快です。見ていて何とも気持ち良い、、、。(2018年冬詠)
単線の終電過ぎし冬北斗
いよいよ12月、昨日も書きましたが早いものです。我が家の裏を走るJRは単線です。最終便が夜10時頃に通ります。土手の上をコトコトコトコト、ちょうど北斗七星を横切るように過ぎて行きます、、、。(2018年冬詠)
押し合ひて白菜育つプランター
もう11月の終りです。明日からは師走、早いですね。掲句は昨年、通りがかりに見つけたプランターの白菜。ちょっと詰めすぎと思いましたが、葉は青々と元気そうでした、、、。(2018年冬詠)
捨墓の後暮れ行く実南天
掲句はちょっと寂しい実南天、、、。(2018年冬詠)
寒禽や昔学校在りしと碑
昔は人が多かったから学校も多かった。今行くと何でもない山の中の過疎の村に広場があって立派な石碑が建っている、、、。(2018年冬詠)
身を寄する事無き二頭冬の蝶
朝の霧の中、草の葉裏につかまって動かない蝶が二頭。考えてみれば身を寄せても、蝶が暖を取れる事はありませんね、、、。(2018年冬詠)