春疾風駐輪場をかけぬけし

掲句は2010年の作ですが、それよりもずいぶん前の話です。再開発で岡山駅前もずいぶん変わりましたが、まだ変わる前の駅前でのことです。道路わきにところ狭しと自転車が置かれていました。邪魔になるなあと思って見ながらあるいていたちょうどその時に、後から強風が駆け抜けて行きました。と同時に自転車がバタバタと将棋倒しに倒れてしまいました。あっという間の出来事で、ちょうど自転車を置いて離れようと手を離した男性が、自分の自転車を押さえることも出来ないほどでした。確かその日の夕方のニュースで春一番が吹いたと、、、。(2010年春詠)

「春疾風駐輪場をかけぬけし」への2件のフィードバック

  1. 春一番は駐輪場を駆け抜けるだけでなく、駆け抜けた証しを残して行ったんですね。
    迷惑な風です。
    春の訪れがいろいろ感じられるこの頃ですが土筆に続いて花粉も現れ始めた様子、健康な人より早く春を体感する花粉症ですがこればっかりはノーサンキューです。

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