工場の鉄の戸開く秋の野へ

コンピューターの道に足を踏み込んだのは今から二十五年ほど前になります。仕事柄休日に出て一人で作業することが増えましたが、苦にはなりませんでした。むしろ集中して思考の世界に浸れましたので、充実感で一杯でした。やっと一区切りついて、工場の重い鉄扉を押し開くと、そこには急に明るいグランドが広がっていました。(1998年秋詠)

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