グラタンの熱きを吹いて春終へる

今日で春も終わりか、と。俳人になるまでは、春に終わりの日があるなんて思いもしなかった。春も夏もいつの間にか来て、いつの間にか去っていった。今は、明日からの夏に備えて、新しい俳句手帖に名前を書き込み、季寄せをパラパラとめくって見る。そういえば最近このような食べ物が食卓に登ることが無くなったなあ。(1998年春詠)

「グラタンの熱きを吹いて春終へる」への2件のフィードバック

  1. 長寿の方が食事の好みを聞かれて「肉を食べる」と答えたのが印象に残っています。年を取ったからと言って野菜や魚ばかりでもいけないようです。
    子供の頃は豚肉を食べる習慣が無かったけれど最近はもっぱら豚肉(それも三枚肉)です。
    春終えるが季語なんですね。春と夏の境は何なんだろうか?

    1. 「春」が季語で、それを自分の意識として「終える」と詠みました。
      意識すれば「境」で、「いつの間にか」でも、気付けばそこに境が生まれ、詩が生まれます。
      「青春」の境が人それぞれ違うようなものでしょうか。

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