山越えて湖越えて来る飛花落花

昨日は新庄村まで足を延ばして凱旋桜を見て来ました。ちょうど満開でした。平日にもかかわらず大勢の人でした。平日だからでしょう年齢層は若干高めだったように思います。掲句は昨年、近くの土手の桜と思いますが、風向きによっては我が家の庭まで飛んできて、楽しませてくれるのです、、、。(2018年春詠)

鳥交るあつけらかんと空ありて

晩春の青空の下、考え事をしながら歩いていると、突然に声がしてもつれれるように雀が落ちて来る。と見ればもう二つに分かれて飛び立っている。何を考えていたんだか、忘れてしまった、、、。(2018年春詠)

花の雨蕊の色濃くなりつつも

寒さのせいでしょうか、毎日午後になると強風が続いているにもかかわらず、桜は満開を保っています。天気が良ければ蕊の色が濃くなった散る前の今が一番きれいなのですが、昨日はあいにくの雨、ちょっと寂しい色に見えました、、、。(2018年春詠)

辛夷咲く二階の窓の目の高さ

ずいぶん大きくなったもので、花が咲くと二階の窓からよく見える。とは言え、大きくなり過ぎたのか、毎年同じようには咲かない。掲句を詠んだ去年は木全体が花に覆われ見事だった。去年咲き過ぎたからか、今年はずいぶん少ない。少なすぎて寂しくて数えられないほど、、、。(2018年春詠)