朝の田に焚火ちろちろ人在らず

寒いので散歩は出来るだけ朝日の出る頃をねらいます。冬は早朝から田圃で仕事をする人はありませんが、焚火は別、仕事前の焚火です。とは言うものの、出るのが遅かったのでしょうね、焚火の主はもう仕事でその場を離れたようでした、、、。(2022年冬詠)

掘りあげて切株重し冬の庭

大きくなりすぎて切った蝋梅、もう何年も前の事です。そのままにしておいた切株を思い切って掘り上げた去年の句。ツルハシを使ったりスコップを使ったり、結構大変な作業でした。切株の重さ、即ち命あった物の重さ、でもないでしょうが腰に来る重さでした。その蝋梅の子孫は裏の土手に育ってそろそろ莟を付けている頃です、、、。(2022年冬詠)

あれがその寒気の境冬の雲

時々天気予報の前線の図のように空が分かれて片側が雲に覆われている事があります。冬に限った事ではありませんが特に冬、北の空が重い黒雲に覆われているのを見ると、たぶんあそこが寒気の境なのだろうと思ってしまいます。素人考えに過ぎませんが、、、。(2022年冬詠)