雨戸繰り蜂と目が合ふ二階かな 考えてみれば、蜂に表情などあるはずもないが、ふと目があった瞬間に困ったというような顔に見えたのは、自分の心の投影だろうか。次から次に新しいものに出会う。良い季節になった。(2012年春詠)