近畿自動車道を門真で降り、外環へむけてしばらく走ったところにその店はあった。のれんの褪せた色からも新しい店でないことは分かったが、今まで気付かなかったのが不思議なようなところだった。入ると広くはない細長い店内にはテーブルがいくつか、端っこの天井に近いところには小さなテレビが点けっぱなしにしてあった。ちょっと小太りの熟女店員に迷わず日替わり定食を注文、しばらくして定食を運んできた店員は、元気な声とともにエプロンのポケットから、マヨネーズとドレッシングの大瓶を取り出して置いて行った。味は良かったので、もう一度行きたかったがそれっきりになってしまった。(2003年夏詠)