水遣り用のバケツ、使おうとすると残り水の中に蛙が、、、。(2020年春詠)
月: 2021年4月
治まらぬコロナの話黄砂降る
今年の黄砂はひどかった。と思っていたら昨年にこんな句が。一年経ってもやっぱり治まっていない、どころかむしろ、、、。(2020年春詠)
鳴けば餌をやりたき事も孕猫
近所で見かけた猫、閉まった戸に向かって猫なで声(本物の)。大きなお腹が重そう、、、。(2020年春詠)
朝燕地上一尺舐めて行く
まだ数も多くなく静かですが朝から元気に働いていますよ。朝は地上近くに虫が多いのでしょうね、、、。(2020年春詠)
歩道まで枝張り出して飛花落花
高い塀の向こうのそれよりも高い桜の木、歩道の上に張り出して、、、。(2020年春詠)
たぎつ瀬に影を消されし山桜
谷川沿いに張り出した山桜、いつもなら花を映す谷川が雨後の増水で荒れた濁川に、、、。(2020年春詠)
自転車の人も上向く花の下
昨年の今頃よく出会っていたアジア系の数人の若者、自転車ですれ違うと片言の日本語で挨拶をしてくれた。気づけばいつの間にか会わなくなっている、、、。(2020年春詠)
囀の続く一駅歩きけり
昨年の風の道(下津井電鉄廃線跡地)吟行での句。集合時間に間があるので一人吟行、囀を聴きながら鷲羽山駅を出発、気づけば次の琴海駅、、、。(2020年春詠)
ワイパーの動けば花の新しく
昨日に続き雨の日の句、桜散る中を車で、、、。(2020年春詠)
溶接のアークの光春の雨
四月です。戸を開けた鉄工所から漏れて来る光。眼には悪いのですが魅力的な光。雨の中だし遠くだから大丈夫だろうと傘の下でしばらく、、、。(2020年春詠)