分け入つて茂みのおどろおどろかな

昔は山が怖いなんて思った事はなかったのですが、今は人の手の入っていない山を前にすると怖くなります。野生の動物も怖いですが、梅雨時の生い茂った山の薄暗がりも何だか飲み込まれそうで、、、。(2024年夏詠)

いざ山へ姫女苑咲く野を分けて

またまた姫女苑の句です。こちらは実家でちょいと山へ行ってみたくなって出かけた時の句です。最近は山へ入る人も少ないので道を手入れする人も無し。かつて道だった所も今は姫女苑の咲く野原の一部です。そこから山へ入るとこれまた続く道なき道、、、。(2024年夏詠)

時鳥洗濯機の音止みし時

今年も少し前から時鳥の声が聞こえています。今年は散歩途中で初めて聞こえた同じ日に、プールの駐車場でも聞こえていました。プールは車で15分ぐらいの所なので、まさか同じ時鳥とは思えませんね。たぶん他の鳥と同じように集団で移動するのでしょう。昨年は掲句の通り、我が家の洗濯機の終了のピーピー音の後に自宅で、、、。(2024年夏詠)