昨年の国道429号線の山道での句。朝霧の季節、家を出るとすでに霧の中、の日も多し、、、。(2021年冬詠)
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銀杏黄葉古刹と言ふにふさはしく
銀杏の黄葉は木によってずいぶん差があるように思います。と前置きして、銀杏黄葉は秋の季語ですがこの句を。昨年の倉敷観龍寺での句です。県北那岐山の麓の菩提寺にある大銀杏はそろそろ見ごろとか、、、。(2021年冬詠)
晩秋の朝日の入る窓辺かな
晩秋と言えるのも今日までと慌ててこの句を。我が家のテーブル、今の時期は朝日が入ってきます。短い時間ですが有り難い、嬉しい、貴重な時間です、、、。(2021年秋詠)
日当たりの田を走りくる秋時雨
傘を持って出て良かったと思った朝の散歩中の句、、、。(2021年秋詠)
今年また南瓜一つが下がる垣
今年も一つ、捨てた種から育った南瓜を収穫出来ました。芽が出るのも花が咲くのも遅く、九月に入って生った南瓜ですが、心配をよそに大きく育ちました。形も立派。後は味です。冬至まで置いておこうか、早めに食べたほうが良いか思案中、、、。(2021年秋詠)
川底の石のあらはや文化の日
文化の日です。と言って例年それらしい予定はありません。特異日らしいですね。こんな句しか無いと思った掲句ですが、川底の石に眼が行ったということは、去年も特異日だったのでしょう、、、。(2021年秋詠)
宵積みのトラック眠る秋の暮
時々夕刻に近くの空き地に大型トラックが止まっている。近所に住むトラック運転手の会社のトラック。夕刻に荷物を積んでここまで戻り自宅で一休み、明け方に目的地に向けて出発するらしい。ご苦労様、、、。(2021年秋詠)
十日目の色の落ち着き吊し柿
掲句は昨年、今年も懲りずに十個だけ吊るしました。難しいものです。いまだに満足いくものが作れません。気候もあるし、早すぎてもダメ、遅すぎてもダメ、、、。(2021年秋詠)
ハロウィンのコキアに大き目が二つ
通りがかりに見たハロウィンの飾りつけ。玄関への通路脇に並ぶ四五本のコキア。そのそれぞれに二つずつ大きな目玉の絵が付けてあるのです。ちょっとしたアニメの世界、カボチャも良いけどこれも良い、、、。(2021年秋詠)
秋日濃しカポカポ歩くハイヒール
某市街地にて、天気の良い日でした。ハイヒールの女性、足に合っていないのでしょうね、歩く度にカポカポとユーモラスな音が、、、。(2021年秋詠)