河原土手の桜並木、毎年思うのですが落葉が早すぎる。水が少ないのかなあ、色づいたそばから散ってゆくのです、、、。(2024年秋詠)
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朝日背に露のきらめき追ふ散歩
露の煌きを眺めながらの散歩、歩くにはちょうど良い季節です。中へ踏み込むのは先日書いた句のとおり躊躇してしまいますが、、、。(2024年秋詠)
どの家も柿熟れてをり杣部落
谷底のような所の道を走って行くと山の斜面に点在して何軒かの民家が見える。どの家にも庭先であったり、家の横であったり、同じように柿の木があり、たわわに赤い実を付けているのが見える。十月です、、、。(2024年秋詠)
両側より攻めて狭まる葛の道
くずもちは好きだが葛は嫌い。葛根湯のお世話にはなっているが葛は嫌い。我が家の裏でも、実家の裏でも、絶えず葛との格闘を続けている。しかし、葛の勢い留まるところを知らず。もう負けそう。掲句は散歩途中の河原に降りる脇道。両側から葛が攻めて来て、今では人間一人通るのがやっとの状態に、、、。(2024年秋詠)
秋風や川に向かひて手を合はす
昨年の今頃、散歩途中で何度か見かけた人。いつも同じ辺りで川に向かって瞑想するように佇み、その後静かに手を合わせる。すれ違う時に見るとちょっと近寄りがたい感じの男性、、、。(2024年秋詠)
灯の消えて人無き里の流れ星
もう限界集落となった我が故郷は灯が少ないだけに夜空がきれいです。星も夜間飛行の点滅灯もよく見えます。もちろん流れ星も、、、。(2024年秋詠)
鵙の声屋根に聞きつつ庭手入れ
鵙の声が聞こえ始めました。そろそろ冬の準備が忙しくなるのでしょう。私も冬の準備の庭手入れ。冬までに終わるかどうか、、、。(2024年秋詠)
一両車駅出る時の秋の声
これも秋の声だと思った遠くの駅を出る一両車のプアーンと鳴る合図、澄んだ音、、、。(2024年秋詠)
新物とラベル輝く秋刀魚かな
今年のサンマは大きいですね、、、。(2024年秋詠)
彼岸花地神はどれも自然石
田舎の道端によく祀ってありますね。あれです。縦長の自然石に「地神」と大きく彫ってあります。自然石だから気づくのかも知れませんね、、、。(2024年秋詠)