近くに踏切があります。踏切の音は風向きによって大きくなったり小さくなったりします。やたらと乱れるのが台風の中、、、。(2020年秋詠)
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虫の声枕に眠る風の後
これも昨年の台風後の句です。大丈夫と思いつつも怖い台風、去った後の虫たちの声、、、。(2020年秋詠)
秋澄むや山の重なりはつきりと
昨日に続き昨年の台風後の句。いつも以上に遠くまではっきり見える山、秋です、、、。(2020年秋詠)
野分後葉つぱに混じる鳥の羽根
掲句は昨年の台風後。今年は何だか怪しい動きの台風14号、、、。(2020年秋詠)
蕎麦の花蕎麦屋の傍の蕎麦畑
美咲町にある紅そば亭、農家の方が共同でされている蕎麦屋さんです。当然ですが傍にある蕎麦畑の蕎麦の花も紅です、、、。(2020年秋詠)
水澄んで底に真白き欠茶碗
秋はいろいろな物が澄んで来ます。掲句は散歩途中に越える小川。その川底に光る白い陶片。今まで気づかなかったのに、、、。(2020年秋詠)
歩きつつ思ふ生死飛蝗とぶ
あれこれ考え事をしながら歩いていると、突然目の前の道路から大きな羽音をさせて殿様飛蝗が。考え事をしていたものでビックリでした、、、。(2020年秋詠)
山門へ地蔵六尊曼殊沙華
彼岸花が咲き始めました。掲句は昨年、美咲町本山寺にて、、、。(2020年秋詠)
門までの坂道三歩葉鶏頭
道路から少し上がった奥まった所に屋根のある立派な純和風の門構え。その両側には高い白壁の塀、ここにも瓦が乗っかっている。道路から門まで坂道が三歩、いや実際はもう少しあるかな、車の中から感心して眺めただけだからはっきりとは言えないが。その坂道の両側に鮮やかな色を見せているのは葉鶏頭、、、。(2020年秋詠)
夕日濃し鳩が頬張る実山椒
どうやら鳩は赤く熟れた山椒の実が好物のようです。掲句は昨年ですが今年も熟れだすとすぐにやって来て啄んでいます。去年と同じ鳩かも知れませんね。そんなに美味しいのかと一粒頂いて齧ってみましたが、舌がしびれて、、、。(2020年秋詠)