草と木の奥に捨墓曼殊沙華

散歩途中に見かける道べりの小さな墓地です。とある会社の入口脇ですが、通常は草と木で覆われて墓地とは分かりません。彼岸花の頃になると思い出しますが、他人事とは思えない。どうするのが最良なんだろうと我が家の墓を思ったりするのです、、、。(2022年秋詠)

落武者の列の如くに曼殊沙華

衰えて雨に濡れた彼岸花、まるで落武者のようだと思った昨年の句です、、、。先日所用で実家まで帰って気づいた事ですが、313号線を走る道すがら、ずいぶんと彼岸花が増えました。一時コスモスが増えて、行けども行けどもコスモスの花でしたが、今は行けども行けども彼岸花なのです、、、。(2018年秋詠)