国道沿いの狭い所に小さなお堂があり、そこに頭の無いお地蔵さんが五体祀られています。じっくりと見に行くには危ないような道沿いで、いつも車でちらりと見て通るだけです、、、。(2023年秋詠)
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草と木の奥に捨墓曼殊沙華
散歩途中に見かける道べりの小さな墓地です。とある会社の入口脇ですが、通常は草と木で覆われて墓地とは分かりません。彼岸花の頃になると思い出しますが、他人事とは思えない。どうするのが最良なんだろうと我が家の墓を思ったりするのです、、、。(2022年秋詠)
山門へ地蔵六尊曼殊沙華
彼岸花が咲き始めました。掲句は昨年、美咲町本山寺にて、、、。(2020年秋詠)
曼殊沙華ふるさと遠くなるばかり
彼岸の入りです。実家のお寺さんは「彼岸だから盆だからと拘る必要はありません。お参り出来る時にお参りされたらよろしい」とは言われるのですが、、、。(2019年秋詠)
落武者の列の如くに曼殊沙華
衰えて雨に濡れた彼岸花、まるで落武者のようだと思った昨年の句です、、、。先日所用で実家まで帰って気づいた事ですが、313号線を走る道すがら、ずいぶんと彼岸花が増えました。一時コスモスが増えて、行けども行けどもコスモスの花でしたが、今は行けども行けども彼岸花なのです、、、。(2018年秋詠)
目を瞑りゐても故郷曼殊沙華
目を瞑れば昔日の、目を開ければ現実の、曼殊沙華咲く、故郷がそこにある、、、。(2017年秋詠)