噴水のしぶきを鳩と分かちけり

岡山駅東口に桃太郎の銅像と噴水がある。先月の句会は暑い日で、銅像の台座にも、噴水のベンチ脇にも鳩がグッタリとして寝そべっていた。ベンチに座っていると、時たま風向きで噴水の飛沫が飛んできて、わずかばかりの涼風となった。桃太郎は暑さなど何処吹く風で、元気に手をかざしたままだった。<桃太郎犬猿雉と鳩も連れ 牛二>こんな句も出来たが、雉は春の季語だったなあ、、、。(2013年夏詠)