目を覚ますとまだ薄暗い、ちょっと中途半端な時刻、で目をつむってうとうとしていると鳥の声が聞こえだす。今日のいの一番は隣家の屋根の雀、しばらくは賑やかに鳴いているがやがておとなしくなる。雀も二度寝するのか、あるいは出かけてしまうのか、、、。(2020年夏詠)
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猫の自由犬の不自由梅雨晴間
最近は猫も家の中で不自由に暮らしている事が多いようですが、我が家の猫は昔ながらの自由猫です。雨が上がるとサッサと出かけて行きます、、、。(2020年夏詠)
ガタピシと開ける雨戸や夏の朝
住み古りた我が家です。毎朝近所迷惑の大きな音を立てて雨戸を開けます。年を取って早起きになったから余計に迷惑かも知れません、、、。(2020年夏詠)
六月の孤独の亀が石の上
六月になりました。昨日は一回目のコロナワクチンの接種に行って来ました。すぐに抗体が出来るものでもないでしょうが、少しだけ安心感を覚えての六月朔日です。掲句は昨年、増水した川の中の飛び出した石の上に取り残されたようにいる一匹の亀さん、、、。(2020年夏詠)
音たてて山の揺れをり青嵐
山じゅうの木々が葉裏を見せて、山ごと揺れているように見える。掲句は昨年だが今年はさらに風の強い日が多いように感じる、、、。(2020年夏詠)
蕗むきし証拠の指の四日ほど
我が家の裏の土手の草が雨続きで伸び放題、それを刈る前にと今年二度目の蕗の収穫をしました。年中行事の一つです。収穫して葉を落し剥くまでが私の仕事です。色の変わった指先を気にしながら出歩くのも毎年の事ですが、今年は STAY HOME で誰にも会いません、、、。(2020年夏詠)
トラックの通りひと揺れ七変化
紫陽花が咲き始めました。掲句は一昨年のもう少し後、近所の道路沿いに植えられた満開の重そうな紫陽花。大きなトラックが通る度にひと揺れします、、、。(2019年夏詠)
忙しなき蟻の屋移り梅雨晴間
見事な列、忙しそうです、、、。(2020年夏詠)
葉柳や客待ち顔に人力車
昨年夏、コロナ禍の美観地区。今年は、、、?(2020年夏詠)
恐るべし梅雨に伸びゆく南瓜蔓
捨てた南瓜の種から今年もやっと芽が出てきました。さあ、伸びろ伸びろ、どんどん伸びろ、、、。(2020年夏詠)