五月も最終日、近所の神社の緑がきれいです。ご多聞に漏れず大きな神木がそろっています、、、。(2021年夏詠)
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薫風や上着小脇に女子社員
散歩途中にある唯一の工場、既に業務が始まっている時間帯、パートの女子社員の出勤時刻なのでしょう、車から降りた事務服姿の女性が上着とバッグを小脇に急ぎ足で社屋に入って行く。事務服姿の女性を見るのもずいぶん久しぶり、なんだか新鮮、、、。(2021年夏詠)
薫風や屋根職人の休む屋根
屋根職人は休憩も屋根の上です。近所のお宅の屋根の修繕、高い所は苦手なので上がってみようとは思いませんが、ごく普通に座って、ごく普通に会話して、何んとも気持ちよさそうでした、、、。(2019年夏詠)
薫風へ開く茶房の大玻璃戸
いかしの舎茶房にて。いつもは閉まっている大きなガラス戸が開いている。外にも席が用意されているのかな?中にも気持ちの良い風が入って来る。まさに薫風、、、。(2017年夏詠)
掃き寄せてまた薫風に遊ばるる
風に負けずに掃除をするのも結構楽しいものですが、度重なると、、、。(2016年夏詠)
薫風や人なき駅に人を待ち
無人駅のホーム、風の通り易いところ、気持ちが良い。そろそろ列車の着く時刻、無人駅に人を待つのもまんざら悪くは無いなあ、と思いながらの一句。やがて遠くで踏切の音が聞こえ始めた、、、。(2016年夏詠)
薫風や老人群れて声高し
これは田舎の公園、ではない田舎の道端での句。あまり人の事は言えないが、歳を取るとどうしても聴力が落ちてくる。反対にそれにしたがって喋る声が大きくなっていくようだ、、、。(2015年夏詠)
薫風の吹くや生まるる詩一編
なんて事があれば良いのだけれど、、、。(2014年夏詠)
機音や薫風に窓開け放ち
津山に作州絣があります。一度途絶えかけた作州絣ですが、作州絣工芸館が出来たり、機織人養成講座が開かれたりと、保存会の方々の努力で復活しつつあります。掲句、作州民芸館の駐車場に聞えてきた、二階で開かれている講座の機織の音です。もちろん手織りですから風情がありますよ、、、。(2014年夏詠)
ブラインド鳴らし薫風句座に入る
これは昨年の高松城跡吟行での句会場、高松公民館での句。暑い日だった。公民館二階の句会場は窓を開けると気持ちのよい風が入って来た、、、。(2014年夏詠)