行ったわけではありませんが過去の記憶から、、、。(2021年夏詠)
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夏蝶を見てゐて翅の欲しくなる
力強く、かつ優雅に、、、。(2021年夏詠)
夏蝶の出会ひ別れの黙の中
少なくとも人間の耳には何も聞えません。あくまで、静、、、。(2019年夏詠)
夏蝶の風を味方に屋根越ゆる
風に舞う木の葉かと思ったら大きなアゲハ蝶、お寺の屋根を越えて舞い降りるのかと思ったらまた風にのり、スピードを上げて頭上を通り過ぎて行った、、、。(2018年夏詠)
夏蝶の水辺に羽を開き閉じ
古い句を続けます。この水辺は明らかに我が家の裏の用水路です。今でも毎年大きなアゲハがやってきます、、、。(1998年夏詠)
夏蝶の白が来たりて黄をさそふ
争っているのだか仲良くしているのだか分からないのですが、、、。(2015年夏詠)
鳶のあと夏蝶来たるにはたづみ
河原の大きな轍の跡に前日の雨で水たまりが出来ており、その傍に水を飲みに降りた鳶が立っていた。いつも見かける鳶で、どこに居ても一定の距離に近づくと必ず逃げていく。その日も近づくと案の定逃げてしまった。いつもと違っていたのは、その後へ大きな黒揚羽が降りてきたことだった。人間に対してはこちらのほうが図々しい。近づくとギリギリで逃げて、離れるとまたすぐに戻って来る。同じ水を飲む、その鳶と揚羽のギャップが面白かった、、、。(2014年夏詠)
夏蝶の雨宿りする厨口
蝶のほうは見つかって迷惑でしょうが、雨の日はこんな事も楽しいですね、、、。(2000年夏詠)
夏蝶の二頭もつるることもなく
とある午後の土手の並木の木陰での景、大きいから落ち着いている訳でもないだろうが、黒い揚羽が二頭、優雅に舞っていた、、、。定説は無いようですが、なんで蝶は一頭、二頭と数えるのでしょうね、、、?(2013年夏詠)
夏蝶のしばらく憩ふにはたずみ
時々こういう蝶を見かける。じゃあ水があればどこでも良いのかというと、そうでもないらしい。雨後の、それも多少温そうな水溜り。(2011年夏詠)